「鍛造」って何?

「鍛造」はいつ頃からあるの?

「鍛造品」はどこに使われているの?

「鍛造」はどのような方法で行うの?

「鍛造品」はどのようなものがあってどんなところに使用されているの?

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「鍛造」って何?

〔夕ンゾウ〕とは簡単にいえば,鉄を打って(叩いて)形を整えながら強くすることで,「鍛」は鍛錬の鍛」,つまり鍛えるという意味です。叩くことにより固体の隙間をなくして一つの強い固体にし,また,熱いうちであれば簡単に色々な形に変えることが出来ます。
これと同じ様に金属塊を叩く(鍛錬)ことにより金属塊の泡・ガス(気孔)を圧着させ,結晶粒を微細化して組織を改善し,同時に目的の形状を作り,機械加工を省略又はその工程を減らすことが「鍛造の目的」なのです。

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「鍛造」はいつ頃からあるの?

紀元前4000年前より前から,エジプトやメソポタミヤで自然産の金銀,銅を叩いたり,押しつぶして装飾品,武器,礼拝対象物等が造られたことから鍛造の歴史が始まったといわれております。古代インドでも鉄が発見されて,スリランカのガンジー市は古代の鉄の産地であり,日本の「鍛冶」と言う言葉はこのガンジーが訛ったものといわれております。
その後,古代人の鍛冶技術は主として武器の製造と共に発達し,日常生活の道具,特に鍬,鋤,斧等の農耕貝が鍛造によって盛んに造られるようになりました。

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紀元前470年頃には,大陸からの渡来人が持ち込んだ素材を使って,多くの鉄製品が造られ,500年代に入ると,日本でも中国,山陰,北九州,東北地方等で鉄が生産されるようになり,農耕真や狩猟真,大工道真の他,武器や馬具,更には甲胃等の戦道具にも,堅牢で精巧な鉄製品が多く普及するようになりました。
特に,平安時代末期に完成の域に達した日本刀は世界に誇る鍛造品です。
日本刀のあの鋭い切れ味は,刀鍛冶の優れた技術から生まれたもので,この伝統ある歴史から培われた技術を礎に,世界に誇る日本の鍛造技術が生まれました。

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「鍛造品」はどこに使われているの?

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「鍛造」はどのような方法で行うの?

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鋼材(Forging Materials)

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切断(Cuting) 

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加熱(Heating)

鋼材を加熱して加工しやすくします。

加熱温度

熱間(1000℃〜1250℃)      温間(200℃〜800℃)     冷間(常温)

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自由鍛造(ハンマ)OPen Die Forging / 型鍛造(ハンマ・プルス)Closed Die Forging

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トリミング(Trimming)

余分な部分を取り除きます

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熱処理(Heat Treatment)

金属の持つ性質を製品に均一に引き出すために熱を加えます

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磁粉探傷

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Inspection (検査・・・・・・一般検査)

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Shipment(出荷)

 


型鍛造

鍛造機(ハンマ・プレス等)に型彫りされた上下1組の金型を取り付け,この型内に加熱材料を入れ,圧縮加工する方法で,同一形状の製品を多数製造する場合に適し,寸法精度が高く,且つ生産生の高い方法。


自由鍛造

加熱した材料を鍛造機(ハンマ又はプレス)の上下の金敷と汎用治工具を用いて圧錬成形を行う方法で,ユーザーのニーズに合わせて鍛錬・成形する。大型鍛造品や多種少量品で金型の使用に適さないものの生産に適用する。



 以上の他にも用途に応じてアプセッ夕鍛造・回転鍛造・特殊鍛造・複合鍛造があり各工程にはコンピューターやロボットも導入され,省力化・省人化が進んでいます。鍛造品の材料については,その用途に応じ構造用鋼以外にステンレス鋼・アルミ合金・黄銅・チタン合金・マグネシウム合金など多種多様にわたっております。

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資料提供

日本鍛造協会(JAPAN FORGING ASSOCIATIO)

http://www.jfa-tanzo.jp


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